働き方を見直していた頃、どんな人生を歩みたいか、ノートに書き出したことがあります。広い住まい、庭、満員電車に乗らない生活、深呼吸のできる場所。眺めてみると、思い描いていた暮らしは北海道にありました。今は当別町で暮らし、地域の人たちと出会う機会も増えています。この土地で仕事を育てたり、新しいことを始めたりする人の話を、もっと聴いて伝えていきたいです。

Profile
宿木雪樹
やどりぎ・ゆき
株式会社宿木屋 代表取締役
文筆家・インタビュアー
北海道当別町を拠点に、企画・取材から構成・執筆・編集までを一貫して手がけています。企業や事業に関わる人、地域で挑戦する人の話を聴き、その背景や思いが伝わる記事を制作しています。
文化と社会の関わりを学び、企画・制作や教育に関わる仕事を経て、2017年にフリーランスのライターとして独立。2020年、株式会社宿木屋を設立。
My Approach
その人が伝えたいことを、ちゃんと届けたい。
取材の主役は、話してくださる方です。どんな道を歩み、何を考え、今の仕事や暮らしを選んできたのか。まずはその人の言葉に耳を傾けたいと思っています。
同時に、頭の中では「どうしたら、この話が伝わるだろう」と考えています。何を柱にするか。どんな背景を補い、何を選び、何を削るか。語り手の思いと、読む人の理解をつなぐために、質問も、構成も、一つひとつの表現も考え続けます。
長く関わるなかで、見えてくる変化もあります。一つの記事で伝えきれなかったことを、次の取材で深めていく。そうして人や組織の歩みを伝える仕事を、全国の取引先とも、暮らしのある北海道の人たちとも、続けていきたいです。
これまでの仕事を見るQuestions & Answers
私について、もう少し。
仕事の背景と、日々の暮らしのこと。
教育に関わる仕事をしていた頃、一人ひとりの進路や悩みを聴く機会がありました。自分の考えを押しつけず、まず聴いてみる。話を打ち明けてもらうたびに、一人ひとりの中にこんなにも物語があるんだと感じていました。取材という仕事を知る前から、人の話を聴き、その人が歩む道に関わっていたのだと思います。
音楽や文化と社会の関わりに関心があり、かつては番組づくりやイベントにも関わっていました。周りには、つくりたいものを真剣に考えている人がたくさんいて。私は、その人の頭の中にある構想や、活動に込めた思いを、ほかの人にも伝わる形にすることに面白さを感じていました。つくる人と外の世界をつなぐ。その関心は、今の取材や編集にもつながっています。
話を聞きながら「それって、つまりこういうことですよね?」と確かめると、「そうそう!」と返していただけることがあります。ときには、ご本人もまだ気づいていなかった考えが、会話の中で見えてくることも。その人の中にすでにあるものを、一緒に見つけて言葉にしていく。そんな時間が好きです。
人や会社には、それぞれの色やリズムがあると感じています。話してくださった言葉をどこまで残し、どこから別の表現に置き換えるかも、相手によって違います。情報を並べるだけでなく、そこにどんな視点を置くか。その人らしさを損なわず、話の意味が伝わる文章をつくりたいと思っています。
本とピアノは、子どもの頃から身近なものです。物語に没頭したり、自分で音を出したりする時間が好きです。北海道に戻ってからは、庭で野菜も育てています。種をまき、芽が出て、実がなる。その変化を見ると、季節が巡っていることを実感します。食べることとお酒も好きなので、友人においしいお店を教わったり、一緒に飲みに行ったり。人と話す時間も、日々の楽しみです。
Words & Voice
文章と声に、触れてみる。
仕事の紹介だけでは伝わらない一面を、文章と声から。

Essay
給付金バースデー
父から受け取った、31歳の誕生日の贈り物。働くこと、文章を書くことを通じて変わっていった、父との距離を綴っています。
freee主催「#給付金をきっかけに」コンテスト「PowerToスモールビジネス」賞受賞
noteで読む
Essay
サツドラが田舎の在宅ワーカーにくれた健やかな生活について
日々の買い物と、アプリをきっかけに始めた散歩。暮らしの変化から、北海道の企業が目指す未来へと目を向けたエッセイです。
北海道での暮らしを綴るエッセイ
noteで読むPodcast
スナックテレカン
ひとりで考え、書く時間が長いからこそ、人と声を交わす時間も持っていたい。話し手・聞き手として続けているポッドキャストです。文章とはまた違う、会話の中での私にも触れていただけたら。
Spotifyで番組を開くKeep in Touch
また、どこかで。
日々考えていることや、新しい仕事のお知らせを発信しています。
気になる場所で、ゆるやかにつながっていただけたら嬉しいです。
Work Together